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看護師がAI(ロボット)に乗っ取られる!?を現役看護師が考察!

看護師,Ai

こんにちは!看護師歴10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です!

最近何かと人工知能(AI)が話題になっていますねよ。

厚生労働省は2017年4月中旬、画像診断支援やゲノム医療を中心に、医療や介護分野へのAIの本格導入を促進するガイドラインを策定しました。

人工知能と聞くとSFのイメージでなんだか遠いことのように感じていましたが、現在は多くの分野で研究が進んでいるようです。

いつか仕事がAIに乗っ取られるのでは!?なんて声もちらほら聞こえてくるのも事実です。

そこで…

もしかして、看護師の仕事もAIに乗っ取られちゃう…!?

なんて、思ったので、現役看護師のたま子が『看護師の仕事はAIに乗っ取られるかどうか』を考えてみました。

皆さんは今後AIがどんな風に看護師の世界に取り入れられると思いますか?乗っ取られちゃうと思いますか??

たま子

是非、今回の記事を読んで看護師とAIについて一緒に考えてみましょう!

AI(人工知能)って何?

AI

AI(Artificial Intelligence)とは、何かしらの「知性」や「知的なふるまい」を感じさせるような人工知能の事をいいます。

ひとくくりにAIといっても色々なレベルに分けられることができます。

現在普及している温度に応じて機能が変化するエアコンや冷蔵庫などもAIの一種です。

また、映画ベイマックスや鉄腕アトムなどをイメージのような自分自身が意思を持っているロボットもAIと呼ぶことができますがそれはまだ研究段階にあります。

手術でも近年では腹腔鏡下の手術をロボットが行う「ダヴインチ」が施工を開始され、多くの病院で主流になっていますね。

たま子

私の病院もラパ下の前立腺全摘は全てダヴィンチ(ロボット手術)で行なっています。

病棟の看護師なので手術中のことはわかりませんが、以前の通常の医師の手で行うラパ下の前立腺全摘と比較してみると、術後の経過も、行う看護も変わりありません。

機械が行なっていますが、安全な手術と言えるでしょう。

その様に、今後もどんどん医療現場にAIが進出してくる事が予想されます。

看護師の仕事をAIが乗っ取る?

AI

AIの普及により様々な職業で「仕事が奪われる!乗っ取られる!」などと囁かれています。

しかし看護師の私からしてみると…

たま子

看護師の仕事、是非AI様が奪ってください!

って感じです。

人手不足で多忙な看護師の仕事はAIが少し仕事を奪ってくれてトントンになると思うんですよね。

2015年のデータでは高齢化率は26%と言われており、その4年後の2055年には高齢化率が40.5%になると言われています。

つまり、2.5人に1人が高齢者…

今現在でも「人手不足」「加重労働」と言われている看護師の仕事ですが

今後も更に忙しくなっていくでしょう!

そう考えると看護職の世界に一刻も早くAIが普及してもらいたいと感じませんか?

調べてみると、あまり看護師とAIについて書いている記事がなかったので…

たま子

今回は『AIが医療現場で看護師の代わりとしてどんな仕事ができるか』という事を具体的に考えてみることにしました。

AIに期待できそうな看護師の仕事

患者さんの移乗・輸送

移動・輸送

AIは患者さんの「移動・輸送」の場面で一番役に立ってくれそうだと思います。

看護師として働いていると、患者さんの移動・輸送の場面で「力を貸して欲しい」と思う場面は多々ありますが、人手不足のため人がなかなか捕まりません。

特に夜勤の時は人手が圧倒的に少ないので、苦労しますよね。

「手を借りることができないから自分一人で…なんて思って無理していたら、転倒させてしまった…」なんてインシデントも多々あります。

そこで患者さんの移動・輸送の際に役立ちそうなロボットを見つけました!

ROBEAR(ロベア)というロボットです!

▼ROBEAR(ロベア)

 
引用:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1502/24/news145.html

ROBEAR(ロベア)は患者さんの移動を手伝ってくれるロボットです。

クマの形の見た目が印象的でとても可愛い!

従来のロボットではできなかった態勢での補助(横抱きだけでなく、立っている人を両腕で支えたり抱きかかえたりすること)ができるようになりました。

脳梗塞後の後遺症で麻痺のある患者さんや脊髄損傷のある患者さんなどの移乗の際はかなり体力を使い、看護師が2、3人必要な時も多いのので…

ROBEAR(ロベア)が病棟に1台いたらとても助かりますね!

ROBEAR(ロベア)を実際に使用している動画も掲載しておきますね↓

ROBEAR(ロベア)のようなロボット(AI)が普及してくれると…

看護師が「移動・輸送の時に人手が欲しい!」という悩みを解消してくれます。

たま子

かわいいくま型のロボットは見ているだけでも癒されますね。

入院オリエンテーション・術前オリエンテーション

入院オリエンテーションや術前オリエンテーションって毎回同じ事説明するし、時間も取られるしで疲れますよね…。

私も入院3人くらいとった時は、説明で喋りすぎて喉が痛くなります。

そこで…

入院オリエンテーションや術前オリエンテーションは是非AIにやってもらいたいと思いませんか?

簡単な入院の説明は、おなじみのAIロボットソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」でもできそうですね。

ペッパーくんの動画

ペッパーくんの様なロボット(AI)が入院オリエンテーション・術前オリエンテーションを行ってくれると…

かなり看護師の仕事は楽になります!

ただ、高齢の方は理解力が低く耳も遠いことも多いから「はぁ?」ってなることも多いはず。

たま子

患者さんの反応に応じて、臨機応変に対応してくれる高度なAIが理想的ですね。

看護計画の立案

看護師,説明

AIの得意な事は「記憶」「判断・意思決定」と言われており、正解に向けて大量・高速に情報処理して答えを出すことに長けています。

その、AIの得意な事を考慮すると看護計画の立案はAIにぴったりな仕事です!

電子カルテにある膨大なデータと患者さんの状態をリンクさせて瞬時に看護計画を立案することが可能になると考えます。

例えば…

  • 転倒転落スコア◯点以上、その他該当する項目にチェック→転倒・転落リスク状態のプラン立案
  • NSTスコア◯点、その他該当する項目にチェック→皮膚統合性リスク障害のプラン立案

など、その患者さん個人にぴったりの看護計画をAIが立案してくれるはずです!

たま子

AIが看護計画を立案して最終的に看護師がチェックという流れていくと、時間や人件費を多く削減できます。

検査データの分析

データ

これは看護師というか医療現場全般になりますが…

AIが検査データの分析をしてくれるととても助かりますよね。

採血のデータや画像診断などを総合的に統計して考えられる疾患をAIが導き出す、それを医師がチェックするという流れが理想的だと考えます。

医療現場では医師は理解しているけど看護師は理解していない・できていない事も多いです。

医師のカルテ記入は専門用語や簡易化されている場合が多く、看護師からしてみるとわかりにくいんですよね…。

そんな時、AIによって導き出された検査データの解釈や画像診断の結果がカルテに記載されるととっても便利です。

たま子

医師だけではなく看護師など他職種と上手に情報共有ができる様になるでしょう。

輸液のミキシングやエア抜き

点滴

輸液のミキシングやエア抜きも量が多くなるとかなり時間がかかるのでロボット(AI)がしてくれると助かります。

ミキシングは知能がない機械てもできそうですよね。

点滴台の一定の場所にガシャン!とセットしたら自動的にシャカシャカミキシングしてくれないかな…。

アンプルとかは難しいと思うから、せめて2ポートとバイアルの時だけでも…。

もし輸液の自動ミキシングをする機械を開発されたら、かなり看護師の作業効率は上がります!

たま子

AIが正しい薬剤をセットしているかを判断してくれれば、ミスも減りそうです!

患者さんの精神面で役に立つAIロボットも

高齢者

看護師の仕事量を物理的に楽にしてくれるというわけではありませんが『患者さんの精神面で役に立ちそうなロボット』もいくつかありました。

介護予防ロボット「パルロ」

パルロは認知症を予防するためのロボットです。

▼パルロの動画

インターネットとつながっており、クイズやゲームなどを行い、高齢者とのコミュニケーションをとることができます。

病院に入院してから認知症の程度が加速してという話はよくある話なので、ロボットが話し相手になってくれたら認知機能の低下防止に役立ちます。

分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」

OriHime(オリヒメ)は通称「分身ロボット」と言われています。

OriHime(オリヒメ)の動画

OriHimeというロボットにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載さえれていています。

OriHimeを家や会社など患者さんの希望するところに置き、インターネットを接続することで、その場所の景色を見渡すことができたり、OriHimeがしゃべる事で病院の外にいる相手と楽しくコミュニケーションをとることができます。

家や病院から出ることのできない人の「分身」となり外の人達とコミュニケーションをとることができるのです。

入院生活が長くなり、家族も遠方で…となると面会も時々になり、寂しそうな患者さんもたくさんいます。

たま子

こういったAIが普及すれば、長期入院患者さんのストレスを軽減することができそうですね。

AIが看護師の力になってくれるのはまだまだ

ここまで書いてきたようにAIが看護師の代わりにできそうなことも色々とありました。

しかし、現実的に考えると、まだまだ実際の医療現場にAIを導入するのは難しいと感じませんか?

今から、その理由を紹介しますね。

臨床試験がなかなかできない

ロボット
日本の病院は海外の病院とは違い「絶対に安全なもの」ではないと試験的に使う事でさえも難しいです。

初めて導入するものですし、人の命がかかっているので気持ちはわかりますが…

そんな風潮でどこの病院でも「AIが安全かどうか」を実験できなかったら、いつまでも実際の医療現場にAIを導入する事はできません。

たま子

もっと、患者さんにも医療者にも明るい未来のためにもっと積極的に臨床試験を行っていくべきだと思います。

ロボットの性能がまだ低い

ロボット

医療現場は煩雑で「秒単位」で動かないといけない事も多いです。

急変時の輸送をゆっくりするわけには行きませんし、患者さんが「トイレ!間に合わない!!」と言ったら急がないといけません。

現在私が知る限りのAIロボットは動作がゆっくりなものが多いです。

安全に関わる事も多いので、ロボットが介助すると言ってもよほどしっかりと安全が確認できるまでは、結局「看護師がロボットにつきそう」ことが必要だと思います。

たま子

きっと性能の低いロボットだと、結局「看護師だけでした方が早かった…」なんて事になってしまいますよね。

費用が高い

費用

AIロボットは正式な価格は発表されていないものも多いようですが、高性能なものになると価格も高額でしょう。

例えば人口知能を有した会話ロボット、PALRO(パルロ)は一台「67万円」するようです。

高額なAIを全ての病院・全ての病棟へ…となると、かなり莫大な金額がかかります。

たま子

今はまだロボットを取り入れている病院自体が少ないと思いますので、全体に普及するまではかなり長い道のりとなりそうです。

まとめ:看護師の仕事はまだまだロボット(AI)には乗っ取られない!

AI

今回の記事を書いてみて改めて感じた事。

それは…

現在のレベルのAIでは看護師の仕事を奪うのはまだまだ!

って事です。

  • 患者さんの気持ちを汲み取りそれに応じた細やかな対応が必要
  • 緊急時の俊敏で迅速な対応が必要
  • 臨機応変に優先順位を変える事が必要

そんな難しい看護師の仕事はロボットやAIが奪うことはなかなかできないでしょう。

まあ、ドラえもんやアトム級のハイレベルなAIが出てきてくれて人間より上のレベルでちゃっちゃと仕事を片付けてくれるなら別ですがね…

忙しい看護師としては仕事が奪われてしまう恐怖心よりも、仕事が楽になる期待感の方がはるかに大きいです。

たま子

ロボットやAIが忙しい看護師の仕事を少しでも楽にしてくれる日が訪れる事を切に願っています。

 

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!

 

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