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【看護師は忙しすぎる!】現役看護師が忙しさを内部告発します!

看護師は忙しすぎる!世の中の人にもこの忙しさをわかってもらいたい!

今回の記事では現役看護師として働く私が、世の中の人々に看護師の忙しさを知ってもらうべく、『看護師はとにかく忙しすぎる』ということをひたすら語ります。

こんにちは!看護師10年目のたま子です!

私は看護師一家で、母はもうすぐ定年の看護師です。30年近く総合病院の病棟勤務で働いてきました。

先日看護師の母と看護師トークをしました。その時に毎日忙しい母がぽろっと言った一言。

「看護師は忙しすぎる。これは人間のする仕事じゃない。」

「世の中の人に看護師の忙しさを知らしめたい。」


ツイッターでもつぶやきましたが、看護師の皆さんに反応して頂けたので、今回は看護師歴約30年の母と語った看護師の現状を記事にしてみました。

私たち看護師はこの忙しさを誰かに知ってもらいたい。知ってもらう事で何かが変わるかもしれない。そんな気持ちで書いた文章です。

たま子

看護師の現状について気になる方は是非ご覧になってください。

看護師はなぜ忙しすぎるのか

『看護師は忙しい』『看護師はきつい』とはよく言われていますが…実際にどうして忙しいか理解していない方も多いのではないでしょうか?

たま子

これから具体的に看護師が忙しいと言われる原因についてお話しします。

同じ時間にいくつもの処置が重なる

看護師は時間きっかりで処置しないといけない事が多いですが…とにかくやる事が多いので同じ時間にいくつも処置が重なります。

同じ時間に10人の血糖測定、同じ時間に10人の経管栄養(鼻の管から栄養剤を入れる)…

処置の時間は早すぎても遅すぎてもだめ。患者さんにも先生にも怒られます。

重なっている処置以外にも鳴り響くナースコール対応やバイタルサイン測定(熱や体温の計測)、手術患者さんの対応などやるべき事はたくさんあります。

患者さんの急変や緊急入院など予定には入っていない事もどんどん重なっていきます。

物理的に無理なほどやる事が多いんです!

たま子

時間に遅れると人の命に関わる事もあるので、看護師は頭と体をフル回転させて必死で目の前にある仕事をこなします。

『ちょっと待ってください』は言えないし通用しない

同じ時間に処置が重なって忙しいなら待ってもらえばいいじゃない?

看護師じゃない人

患者さんは病気でしんどい方、高齢で認知障害がある方も多く…『ちょっと待ってください』と順番を待ってもらう事はできません。

10人同じ時間に処置が重なっていたとしても『待った』が通用しないのです。

気持ちが落ち込んでいる患者さんは容赦なく看護師を責めてきます…1人で立ってはいけない患者さんが容赦なく立ち上がります…。

『ちょっとお持ちください』と言って、相手に待ってもらえる様な職業は看護師から見て本当に幸せだと思います。

たま子

看護師にしてみると待ってもらえるだけでどれでだけ仕事が多くてもそれは『忙しい』に入りません。

人の命に関わる仕事!厳重な確認が必要

看護師は自分の一挙一動が患者さんの命を左右するため、やる事なす事全て厳重に確認を行います。

薬を飲ませれば確認、点滴をする時に確認、処置をする時に確認…やることが多いだけでも忙しいのに確認をする事にもかなり時間が取られてさらに忙しくなります。

忙しくても確認は絶対抜かしてはいけません。

看護師が瞳孔チェックの判断を間違えて患者さんの脳障害が進行し亡くなった
看護師が経管栄養前のチェックで判断を間違えて肺に栄養剤が入り患者さんが亡くなった

これらは私の周りで実際にあった話です。

忙しい事が理由で確認を怠り判断を誤る事は患者さんの命を奪うことに繋がります。

看護師は、もし「おかしい」と思う事があればその都度立ち止まり、何度も慎重に確認を行います。

たま子

確認している間もやるべき事はどんどん渋滞してさらに忙しくなるのです。

研修や勉強会の毎日で忙しい

看護師は国家資格ですが、一度資格を取得すれば終了ではありません。医療は日々進歩しており、看護師は常に勉強を続ける必要があります。

そのため研修や勉強会がある事も多いです。勤務後研修や勉強会の参加は必須。その後に残業をするのでひどい時は17時頃に定時の仕事が22時や23時まで続く時もあります。

本来の業務の時間外手当もろくにつかないのですから、研修や勉強会の分の時間外手当はもちろんつきません。

たま子

完全に自己犠牲を払ってのスキルアップです。

委員会活動が忙しい

病棟看護師には委員会活動というものがつきものです。

「感染予防」や「安全管理」など各分野の委員会にわかれて、院内の現状が改善するように、患者さんにより良い看護が提供できるように日々話し合いや対策を行っています。

委員会活動も必要である事は理解していますが…時間外手当はつかず、委員としてやるべき事も多いのでとにかく忙しいです。

患者さんに『看護』をする事を夢見て就職したはずですが…

たま子

看護師としての仕事以外の事ばかりが忙しくなり理想と現実のギャップに悩みます。

夜勤の長時間かつ過密労働

夜勤はとにかく忙しいです!看護師はいくらベテランになってもみんな夜勤は大嫌い!

まず夜勤は人数が少ない!

私の病院では20〜30人ほどいる病棟の患者さんを3人の看護師でみていますが、先ほど説明したように同じ時間にいくつもやる事が重なるし、待ってくださいは通用しないので…とにかく目が回るほど忙しいです。

でも仮眠は取れるんでしょ?

看護師じゃない人

忙しすぎる時は仮眠すらとる事ができません。

仮眠の時間は3交替の場合は1時間、2交替の場合は2時間と決められているところも多いですが…忙しい日は全く休憩に入ることができなかったという事もざらにあります。

私の病院では2交替は16時間勤務でそのうち2時間の休憩をとるという事になっていますが…ミスや急変が起こると休憩にも入れないし絶対に時間内に終わる事はできません。

気付くとと20時間以上、ひどい時は24時間以上働いていた…なんて時だってあります。

たま子

忙しすぎる日は『過労死』という言葉が頭をよぎるほどです。

危険度の高い患者の看護

看護師歴約30年の母と話して出た結論ですが…

業務中何より一番忙しいのは危険度の高い患者さんの看護です。

術後せん妄と言って手術後に一過性の精神的混乱をきたして暴れる患者さんも多いですし、足腰が悪いのに認知症で歩き回る患者さんもたくさんいらっしゃいます。

看護師は危険度の高い患者さんに常に注意を払う必要があります。

危険度の高い患者さんにセンサーをつけて動いたら分かる様にして対策をするのですが…

5分から10分おきにセンサーが反応!そのたびに看護師がダッシュで病室に駆け付ける!

そんな忙しさが勤務中ずっと続く時だってあります。

注射や点滴や採血や手術出しや入院の対応や…山ほど処置がある中で5分から10分おきにその処置が中断されるんです。

たま子

それでミスなく仕事をしろって言うなんて無理があります!

慢性的な人手不足

これらの忙しさが原因となって、疲れ果てて毎年辞めていく看護師も多いです。

事実『潜在看護師』とって看護師の免許は持っていても看護師として働いていない人は多く約70万人もいると言われています。

忙しいから辞めていく、更に忙しくなる、そしてまた辞めていく…

看護師は慢性的な人手不足により『忙しさの負のスパイラル』陥っています。

先日母がえらい人の研修に出た時にこんな言葉を聞いたそうです。

『日本の人口は減り続け、30年後には明治時代と同じ人口になる。』

『労働人口は増えない。つまり、看護師も増えない。増えるのは高齢者ばかり』

 

たま子

私たち看護師のこの先の未来は一体どうなってしまうのか…考えるとゾッとします。

看護師は忙しすぎるとどうなってしまうのか

仕事を休めない、減らしてもらえない

看護師は常に人手不足で忙しいので仕事を休む事もできません。自分1人が抜けただけでもその日の勤務が回らない事が分かっているので這ってでも仕事に行きます。

みんな38℃台くらいなら誰にも体調不良を告げず自分で座薬を入れながら働き続けるのが現状です。

看護師は重たい物を持つ・走り回ると言う体力仕事ですが、妊娠中も働き方を調整してもらえないのが現状です。

忙しすぎるためたとえ妊婦だとしても見て見ぬふり。通常と同じ様に立ちっぱなしで走り回ります。

ツイッターで看護師の妊娠について呟いた時にもこんな反応をいただきました。

忙しい中妊娠中に無理をするとお腹の赤ちゃんの命が危険です!

夜勤は日勤よりも更に忙しく17時間以上も立ちっぱなし走りっぱなしの時だってあります。それなのに看護師の5割は夜勤を免除されていません。

たま子

看護師の流産率は他の職種と比べてもかなり高く、10人に1人が流産をしているというのも事実です。

有給・年休は取得できない

看護師は自分の好きな時に有給や年休を取得できません。

忙しくない時期を見計らってその前日に『〇〇さん、明日休みね』と突然無理やり年休をとらされます。

突然年休をもらえても予定はないし、一緒に過ごす相手もつかまらないし何も嬉しくありません。まさに無駄な年休です。

私は病気で入院をしたときにやっと年休をとらせてもらいました。

たま子

休みも自由にとれずに、必死で毎日働いています。

家庭が機能しなくなる

子育て中のママ看護師は特に忙しい中での無理しすぎは注意です。

忙しくてストレスを溜め込めば夫に優しくできなくなり夫婦間の溝を作る原因になるし、子供にもあたってあたってしまいます。

ぐらぐらした現状に見て見ぬ振りして放置すればいずれ家庭が機能しなくなる可能性もあります。

たま子

私も妊娠中でマックスしんどい時に病棟が忙しくなると夫の全ての言動にイライラしていた記憶があります…(笑)

セルフケア能力が低下する

忙しすぎると自分自身のセルフケア能力が低下してきます。

先日、病院では仕事ぶりもよく真面目たった看護師の自宅が実はゴミ屋敷で、孤独死した状態で見つかったと言う事件には衝撃を受けましたが…決して関係のない事ではないのかもしれません。

忙しい日が続くとどうしても自分自身の事はおろそかになってきます。部屋は汚くなっていくし、テキトーな物を食べて過ごすし…

たま子

患者さんの生活指導をしている看護師の生活が実はぐちゃぐちゃだった…と言うのはよくある話です。

身体的な不調が出る

忙しい日が続くと睡眠時間が減るので睡眠不足になるし、休んでもやすんも体の疲れがとれず色々な体調不良が出現します。

私も5日勤くらい続いたら、頭痛がしたり、腰痛がひどくなったりしていました。

身体的な不調が出ても簡単に休めないのが看護師のしんどいところです。痛み止めを飲んで、座薬を入れてまでも仕事に向かいます。

たま子

医療労働のアンケート結果によると「全身がだるい」「腰痛」などの身体的な不調を感じながらも働く看護師は全体の5割以上にも登りました。

健康状態が悪化する危険性も

忙しすぎて体に負担がかかると腰痛や腹痛、頭痛など身体への影響も出てきます。放置していると究極「過労死」をしてしまう事だってあると思います。

youtubeで興味深いニュース動画を見つけました。

このニュースで取り上げられている看護師さんは…

  • 月80時間を超える超過勤務
  • 24時間以上の連続勤務

など過酷な勤務環境の中で亡くなり過労死を認定されています。

「仕事量が確実に私のキャパ超えている」
「教えてもらえない上に責任ある仕事押し付けられるようになる」

看護師として働き始めて1年2ヶ月、緊急手術を行った後に患者を載せるストレッチャーの上で仮眠中に不整脈を発症し亡くなったそうです。

こちらは2013年のニュースで数年経った現在は状況は変わっているとは思いますが…

たま子

看護師は決して自分には関係のない話だと思う事なく、自分の働き方を見つめ直す必要があると思うのです。

看護師が忙しすぎる現状を変えるためにはどうすれば良いか考えてみた

看護師の倫理を主張する

先ほども書いた様に、他の職業は『ちょっとお待ちください』が通用するのに看護師だけどうしてそれを言う事が許されていないのでしょうか?

時には患者さんに暴力を振るわれる事もありますが、それでも笑顔であり続ける必要があるのでしょうか?

命の危険が及ぶ時に待ったが通用しないのは勿論ですが、命に関わる時以外は看護師としての倫理が重視されてもいいと思うのです。

たま子

看護師に対する倫理観を変えるには『看護師は自分自身を犠牲にしてでも患者さんに尽くすもの』という世の中の意識を根本的に変える必要があり、かなり難しいと感じます。

看護師の仕事を他の職業で補う

看護師が人員不足なら、その分他の職業で補うべきです。

病院には看護師の仕事を手伝う看護助手さんや介護士さんがいるところもありますが、まだまだ人員が足りていない様に思います。

更に、看護助手さんや介護士さんは疾患や医療器具に対する専門的な知識も持っていません。

たま子

結局看護師しかできない仕事も多く…看護師の忙しさは改善されていません。

忙しすぎて辛い場合は放置しない

看護師は<忙しすぎる現状が普通>だと思って、辛い時も無理して働いている人が多いです。

「みんな頑張っているから」「自分が辞めるとみんなの負担になってしまう…」周囲に気を使って毎日騙し騙し働いています。

自分自身の精神や健康に支障をきたすくらいなら無理に仕事を続ける必要はないと思います。

たま子

看護師はもっと自分自身を大切にすべきです。

『看護師は忙しすぎる』という事を知ってもらえば何か変わるかもしれない

この記事には賛否両論あるかと思いますが…紛れもない看護師の現状です。

看護師は忙しすぎるのが普通で自己犠牲のもと働いています。

一看護師としてどうすればこの現状がどうすれば変わるか想像がつきませんが…世の中の方に知ってもらうと何かが変わるかもしれないと思いネットの片隅でちょっと呟いてみました。

たま子

看護師の忙しさがちょっとでも楽になる日がくるといいなぁ…。

 

 

この記事で看護師の現状を少しでも理解して頂ければ幸いです。

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