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【コウノドリ2】第5話 看護師の視点で見る医療ドラマ(ネタバレ)

コウノドリ2,5話,感想


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こんにちは、大学病院勤務看護師10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です!

今回はコウノドリ2の第5話を見た感想を看護師の視点から書きます。

とは言っても、ギネ(産婦人科)の経験はないので、あくまで一般成人を看護してきたノーマルな一看護師として、2児の母としての感想です。

コウノドリ2の第5話は「切迫早産の長期入院とIUFD(子宮内退治死亡)」がテーマの回です。

看護師としても、2児の母としても、涙が止まらない超感動の大号泣でした…。

心に残ったセリフや場面とその感想を書いていきますね!

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【コウノドリ2】第5話 あらすじ

コウノドリ2連続ドラマ第5話
「二人の母の友情と涙」
2017年11月10日TBS金曜夜10:00〜放送

サクラ(綾野剛)の元に診察に訪れた妊娠27週の妊婦、西山瑞希。
診断の結果、切迫早産の可能性があり急遽入院することに。同じく切迫早産で入院している妊婦、七村ひかるの病室に小松(吉田羊)が瑞希を連れてくる。同じ境遇の2人はすぐに意気投合し仲良くなるが、そんな中、瑞希の赤ちゃんに予測できなかった事態が…
白川(坂口健太郎)が見ているベビーは下屋(松岡茉優)が3日前に緊急帝王切開した超低出生体重児の翔太くん。翔太くんは早期に手術の必要があるが、両親は帝王切開になった経緯に納得出来ず、今橋(大森南朋)に手術をしないと告げる。
赤ちゃんと一緒に生活していく家族のため、下屋はある行動を起こす─

 

【コウノドリ2】第5話 看護師的に気になった場面とセリフ(ネタバレ)

長期持続点滴留置患者の苦悩

持続点滴

西山瑞希(篠原ゆき子)
いてて

小松(吉田羊)
痛いよねーごめんねー
ちょっと我慢してねー
はい楽にして草さーいい
だいぶ硬くなってきてるねー次から右にしようね

辛いよねー点滴ばりの差し替え
私もさー両方カチカチだから毎回地獄だよ

そうだよねー長期入院の妊婦pさんみんなそう言ってる。

西山瑞希(篠原ゆき子)
大丈夫です赤ちゃんのためならえんやこらです。

 

ーーーーーーーーーーー

 

切迫早産での長期入院って本当に辛いと思います。

妊娠中は周囲の人からは理解されにくいですが、悪阻が収まってからも嗅覚が敏感になっていたり、吐き気はないけど何となく気持ちが悪かったり、お腹も重たいしもやもや気持ちが晴れない感じですよね。

私は産休直前まで働いていました。体はそれなりにしんどかったですが、仕事中は忙しいので地味なしんどさを忘れられたので精神的には楽だったと思います。

でも、病院のベッドの上に一日中いると、いやでも「しんどい」って事ばかりに気持ちがいってしまい精神的にかなりきつそうです…。

前から切迫早産で入院していた七村ひかる(矢沢心)も新しく西山瑞希(篠原ゆき子)が入院してきたが来ると「やっと話し相手ができた〜!」ととても嬉しそうにしていましたね。

さて、ここでは看護師の視点から点滴の話

上記の小松(吉田羊)と西山瑞希(篠原ゆき子)会話から西山さんの点滴が入りにくくなっていることがわかります。

切迫早産の入院の際は赤ちゃんが早目に産まれてくるのを予防するために子宮収縮抑制薬を24時間で持続点滴する必要があります。

しかし、点滴はずっと同じところに指していると、血管が薬による刺激を受けて脆くなり静脈炎を起こしてしまいます。西山さんはかなり腕が痛そうで、点滴による静脈炎を起こしている様です

医療現場では静脈炎を予防するために大体1週間毎に入れ替えるっていうのが一般的なルールですね。

私は看護師として妊婦さんを受け持った事はありませんが、経口からの食事摂取が困難な人、化学療法中(癌の治療)の患者さんは、数ヶ月点滴をしたままになることもありますので、静脈炎を繰り返している患者さんがたくさんおられました。

静脈炎を起こすので点滴の入れ替えを行うのですが、繰り返し針を刺していると血管が硬くなって点滴がなかなか入らなくなってしまいます。

なるべく違った血管に点滴を刺すようにはするのですが、点滴(留置針)を入れる血管はある程度の太さがあってまっすぐな血管を選ばないといけないので、繰り返していると徐々にいい血管がなくなっていくんですよね…

西山瑞希さんにもその現象が起きています。

そういう患者さんに点滴をするのは看護師としてすごくプレッシャーなんですよね…(汗)

でも、小松さんみたいなベテラン助産師さんならバシッと決めてくれそう!

医療者の方以外には全然関係ない点滴の滴下数合わせの方法に関してはこちら↓↓

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同じく医療者の方以外には全然関係ない留置針(サーフロー)挿入のコツに関してはこちら↓↓

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四宮のセリフに少し違和感

インフォームドコンセント

四宮
下屋プリン食べるか

下屋
そんなに落ち込んでるように見えますか

四宮
カイザー、お前後悔してるじゃないだろうな。もしそうだとしたらナンセンスだぞ

下屋
どうしてですか

四宮
目の前に車で引かれてしにそうになっている人間がいたら誰だって助けるだろ。
その命を救った後に障害が残るかなんて誰も考えちゃいない。緊急オペってもんはそういうもんだ。

 

ーーーーーーーーーーー

 

下屋が指示を下し緊急カイザー(帝王切開)で生まれてきた赤ちゃんが障害が残る可能性が高く、それを知った赤ちゃんの夫婦が子供を産んだことを後悔している様子を見せており、下屋が落ち込んでいるというシーン。

その時に四宮が下屋にかけた言葉。

これから産まれてくる赤ちゃんの生死の倫理的な問題は本当にデリケートで難しいですが、医療者としては、この四宮の言葉に違和感を感じます

医療者である以上、患者さんにきちんとしたIC(インフォームドコンセント)を行うのは当然です。
私は医者ではないので、とやかくは言えませんが、少なくとも私の知っている医者は患者さんがわかりやすい言葉を使って詳しく時間をかけて説明を行なっていました。

確かに命があれば助けるというのが医療者としての使命ではあるかもしれませんが、患者さんの背景にはその家族がいます。

障害が残った場合、その赤ちゃんのお世話を一生かけてしていくのは医師ではなく家族です

IC(インフォームドコンセント)の日本語訳は「説明と同意」です。同意なしには手術はできません

このセリフは一見素敵なセリフに見えますが看護師としては少し違和感を覚えました。

一貫した助産師としての小松の姿勢に感動

助産師

小松(助産師)
痛いよねー赤ちゃん降りてきてるからねー
西山さん頑張ってー頑張ってよー

介助の看護師
小松さんそんなに頑張れって言ったら西山さん辛いですよ

小松(助産師)
何でよ、子供を産む母親に頑張ってって言って何が悪いの

西山さんごめんね私は器用な助産師じゃないからさ、いつも通りのお産のお手伝いしかできないの

だってさ、このお産暗くしたくないじゃない

もうすぐあかりちゃんに会えるから緒に頑張ろうね

 

ーーーーーーーーーーー

 

IUFD(子宮内退治死亡)のため、既にお母さんのお腹の中で亡くなっている赤ちゃんを陣痛促進剤を投与しながら通常の経膣分娩で出産するシーンです。

助産師小松は躊躇なく妊婦に「頑張れ」と言いお産を励まします。

この助産師小松さんの妊婦さんに対する対応はいつも一貫していて同じ医療者としてとても気持ちがいいです。

シーズン1の2話で交通事故で母体が重度の頭部外相→心停止からの出産の時も助産師さんは赤ちゃんを取り上げた後になんのためらいもなく、取り上げた赤ちゃんを既に死んでいる母のそばに寝かせて「おめでとう」と声をかけました。

助産師小松の主体は常に「赤ちゃん」にあるのです。

コウノドリ5話目でも、産まれてきた赤ちゃんは既に亡くなってはいますが、お母さんに小松は「おめでとう」と声をかけます。

本来出産自体は喜ぶべきもの…亡くなっていたとしても赤ちゃんからしてみれば笑顔でおめでとうって迎えられたいですよね

医療者として、自分だったら色々な気持ちが入り混じってどう対応していいかわからなくなりそうですが…助産師小松さんのブレない姿勢は見習いたいです。

素晴らしいエンゼルケア

エンジェル

小松(助産師)
今は西山さん自身いろんなことが突然起きて何も考えられないと思う

お腹の中で亡くなってしまったあかりちゃんは西山さんの戸籍に残してあげられないんだ

だからね

抱っこでもいいし、沐浴をしてあげてもいい、絞ったおっぱいをあげてもいいし写真をいっぱい撮ってあげてもいい、手形や足型を取ってもいいし

髪の毛や爪を切って残してあげてもいい

あかりちゃんと一緒に過ごせる間にあかりちゃんのためにしたいと思えること、もしあったらうちらは何だって協力するから

 

ーーーーーーーーーーー

 

IUFD(子宮内退治死亡)で亡くなった赤ちゃんを出産した西山瑞希に助産師小松がかけた言葉です。

この翌日、助産師小松の付き添いのもと、夫婦は亡くなった赤ちゃん(あかりちゃん)のために沐浴をします。

お焼香の際も医師や看護師スタッフみんながあかりちゃんを笑顔で抱っこしてお見送りします。

そして、あかりちゃんのためにパテシェのパパが作ったケーキには「あかりおめでとうママありがとうパパより」

・・・。

もう号泣ですね・・・。

産まれてきた赤ちゃんが残念にも亡くなってしまった事はご両親としても医療者としてもとても辛い事ではありますが、笑顔でお見送りされたあかりちゃんはきっとうれしかった事でしょう。

看護師としては、ペルソナ病院の手厚いエンゼルケアに感動しました

患者さんが亡くなった時は看護師は患者さんにエンゼルケアという処置を施します。

これは赤ちゃんや子供だけではなく、大人の患者さんが亡くなった時も同じです。

エンゼルケアとは、亡くなった患者さんの体を綺麗に拭いて、お化粧をして、服を着替えさせるという様な一連の行為です。

エンゼルケアでは、患者さんの人生の最後にふさわしい姿にする事で尊厳を守ると共に、家族の精神面のケアを行う事も目的としています。

亡くなりになった家族の希望があればエンゼルケアを家族が一緒に行う事もできます。

亡くなった患者さんも大好きだった家族に色々してもらうのが一番嬉しいはずですよね…。

あかりちゃんもお父さんとお母さんに初めての沐浴をしてもらって本当に嬉しかった事でしょうね。

コウノドリ5話ではとても丁寧に赤ちゃんのエンゼルケアを行なっていました。

病棟での勤務は煩雑になりがちで、看取りの際や死後の処置の際家族に対する配慮を十分にしないといけないとは思いつつ、このドラマの様にゆっくりと患者さんやその家族にの立場になって寄り添い関わる事ができていないように思います。

ターミナル系の病棟でもない一般病棟では、なかなかドラマのようにはいかないかもしれませんが本来は、ペルソナ病院の様なエンゼルケアができる様になるべきであると思います。

その為に、もっと看護師の人員増やしておくれ…2人しか病棟のスタッフがいない夜勤中にエンゼルケアをしようっていってもどうしても丁寧にできないよ…(涙)

そして、西山さん家族が正面玄関から病院を出てきた事に少しびっくり

 

ーーーーーーーーーーー

 

先生、お世話になりました

退院おめでとうございます

亡くなった赤ちゃんも正面玄関から送るんですね

ご家族が希望されたからね

 

ーーーーーーーーーーー

 

こういう場合は患者さんの希望があれば正面玄関から退院する事もあるんですね。

通常の成人の患者さんが死亡退院する時は病院の裏口から退院されます。

周産期の場合はこういうケースもあるんだなと勉強になりました。

看護師以外には全然関係ないエンゼルケアの手順や注意点に関してはこちらの記事にまとめています↓↓

看護師,エンゼルケア,手順 看護師が行うエンゼルケア(死後処置)手順や注意点を解説

まとめ

今回はというIUFD(子宮内退治死亡)話題を取り上げた、シビアでデリケートな問題の回でした。

同じ母親として、赤ちゃんのお母さんの気持ちを思うと、亡くなった赤ちゃんの事を思うと本当に涙が止まりませんでした…。

私自身、2児の子供の母親ではありますが健康に子供が元気に産まれてくるという事は当たり前のようで当たり前ではないという事を改めて思い知らされました。

そして、医療者として、看護師としてはご家族の気持ちを考えると接し方がとても難かしいかと思いますが、あくまでも「赤ちゃんが主体」だというコウノドリ医療スタッフのブレない姿勢に感動いたしました。

助産師さんは看護師とは又別格ですが、見習いたいところがたくさんあるドラマです!

6話も楽しみですね!☆彡また感想追加します!

 

\コウノドリ2他の回の感想はこちら/

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