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【助産師と看護師の違いは?】なり方や魅力をご紹介します!

こんにちは!看護師歴10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です。

「看護師免許取るんだったら助産師の免許も取りなさい」

看護師歴の長い母からよく言われた言葉ですが、実際助産師になる道はけわしそうで、看護師免許と保健師免許のみ取得し、助産師免許は持っておりません…。

でも、看護師として働いてみて、出産も経験し、助産師ってやっぱり魅力的な職業だなと改めて思いました!

助産師は生命の誕生の誕生に立ち会える尊い職業ですし、看護師にはできない「開業」だってする事ができます。他にもたくさん魅力があるんですよ。

今回はそんな助産師のなり方、仕事内容、魅力などについてご紹介していきます。

助産師とは

助産師は保健師助産師看護師法において「厚生労働大臣の免許を受けて,助産又は妊婦,じょく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子」と定義されています。

助産師というと、「病院でお産に立ち会い赤ちゃんをとり合えげる」という姿をイメージする人が多いと思います。

しかし、助産師の仕事はお産の介助だけには止まらず、その他にも多様な役割があるんです。

助産師の仕事内容

母親,赤ちゃん,授乳

まずは、名前の通り出産に立ち会い「助産行為」を行う事が助産師としての第一の仕事ですがその他にも助産師の仕事内容は多岐に渡ります。

妊婦の生活指導や産後の母乳指導、新生児指導など妊婦や産後の女性や赤ちゃんに対するケアを行うのも助産師の仕事です。

また、出産や赤ちゃんの事だけではなく、不妊治療や遺伝子相談、思春期の性教育や育児相談、更年期障害の女性へのケアなどに関しても助産師が関わる事ができます。

女性の生涯にわたる体や心の健康全般をサポートする専門家が助産師なのです。

助産師になるには

助産師,なり方

助産師になるには大きく分けて2つの道があります。

  1. 助産師養成機関に入学し助産師免許を取得する
  2. 4年制大学で看護師免許と助産師免許をいっぺんに取得する

助産師になるまでの2つの道について詳しく説明していきます。

①助産師養成機関に入学し助産師免許を取得する

助産師になる道の一つは、看護専門学校や短大・大学を卒業した後に、助産師教育機関に入学して1〜2年間の教育を経て、助産師国家試験を受るというものです。

助産師養成機関に入学し助産師免許を取得する方法

看護専門学校・短大か看護大学卒業

看護師国家試験

助産師専門学校・大学の助産師専攻科・短大の助産師専攻科などに入学

助産師国家試験

助産師教育機関は、大学院(2年)や助産師専門学校・大学の助産師専攻科・短大の助産師専攻科(1年)など色々な選択肢があります。

看護学校によっては助産師養成所への推薦枠などがあるので、助産師になる事を考えている方は事前に考慮して専門学校や短大を選んでおくと良いかもしれません。

4年制大学で看護師免許と助産師免許をいっぺんに取得する

また、看護大学によっては、助産師教育のカリキュラムを追加すれば、助産師としての国家試験を受ける事ができる大学もあります。

そうすれば、年間でいっぺんに看護師と助産師両方の免許を取得する事が可能です。

4年制大学で看護師免許と助産師免許をいっぺんに取得する方法

助産師過程のある4年制看護大学

看護師国家試験

助産師国家試験

大学によっては助産師養成過程に一定の定員がある場合があるので事前に確認しておく必要があります。

助産師になるには①と②どっちがいい?

勉強,試験

  1. 助産師養成機関に入学し助産師免許を取得する
  2. 4年制大学で看護師免許と助産師免許をいっぺんに取得する

助産師になるためには大きく分けて2つの道がありますがどちらがいいのでしょうか?

助産師になるには、「②4年制大学で看護師免許と助産師免許をいっぺんに取得する方法」をおすすめします。

「①助産師養成機関に入学し助産師免許を取得する方法」の場合は、看護師教育機関を卒業し、また追加で助産師教育機関に入学する必要があります。

実は、助産師の教育機関は看護師の教育機関と比べて少ないので狭き門となり入学が難しいという現実があるのです。

また一度看護師として働き始めてから、助産師の勉強をするとなると、仕事で忙しい毎日の中で助産師の勉強をしていかないといけなくなるため、かなり厳しい道のりとなります。

そのため、助産師になりたいという強い意志がある場合は助産師過程のある4年制大学に入学して4年間でいっぺんに助産師・看護師・保健師の資格を資格を得てしまうのが手取り早いです

でも4年間で看護師と助産師のカリキュラムをいっぺんにこなすのはめっちゃしんどいです。

私もカリキュラムを追加すれば助産師にもなれる看護大学に入学しましたが、看護師になるための勉強や実習だけでも大変で、それに加えて助産師もしようというガッツはありませんでした…。

どちらにせよ、助産師になるための道のりは簡単ではないという事になります。

助産師国家試験に合格する

合格

助産師になるには助産師の教育過程を経て、助産師国家試験に合格する必要があります。

助産師になるための勉強は大変ですが、助産師国家試験の合格率は高く、毎年90%以上が合格しています。

ちなみに看護師国家試験の合格率は例年80%以上です。

高い志を持ってしんどい勉強や実習にも耐えた方が試験を受けるので何がなんでも合格するぞ!という強い意志を持って試験に臨んでいるため自然と合格率は高くなるのでしょう。

注意
助産師として働くには、看護師と助産師どちらの国家試験にも合格し両方の免許を持っている必要があります。

助産師と看護師の違い

助産師と看護師は似ているようで少し違います。

看護師よりも助産師の方が給料が良い傾向にありますし、看護師にはできなくて助産師だけができる事もあるんですよ。

今から助産師と看護師の違いをご説明していきます。

助産師になれるのは女性のみ

「保健師助産師看護師法」3条には『助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、じょく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子』と明記されています。

看護師には男性も女性もいて、産科医も男性でも女性でもなることができますが、助産師は「女性のみ」しかなる事ができません

助産行為ができる

助産師は看護師の免許に加えて助産師免許を持っている事になります。

この免許により、医師の指示により助産行為(出産に立ち会いお産の介助を行う)ができるのです。

この助産行為は医師の指示があっても看護師の免許では行う事ができません。

人数

助産師は看護師に比べると圧倒的に人数が少ないです。

厚生労働省:就業保健師等の年次推移データによると平成24年の時点での看護師の人数が1015744人であるのに対して助産師の人数は31835人です。

助産師の割合は看護師の約3%で、かなり貴重な人材という事になります。

給料

助産師は看護師に比べると、給料が高いです。

平成27年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」よると、看護師の平均年収は478万円でした。

助産師の平均年収は530万前後と言われているので、看護師と比較すると約50万程度の平均年収が高いということになります。

また、助産師の資格を持っているだけで与えられる「助産師手当」や、分娩1回ごとに支給される「分娩手当」が支給される病院も多いようで、看護師よりも給料が高くなる傾向にあります。

助産師は開業できる

助産師には開業権があり、助産院を開業する事もできます。

ひと昔前は出産は自宅で「産婆さん」が来て自然な状態で分娩をしていたという時代もありましたが、最近も自宅での自然出産を希望する夫婦が増えてきているようです。

助産師が開業し、そのような自宅で自然な出産がしたいという妊婦さんのニーズに応えていくこともできます。

ここ数年で産婦人科医の減少しているという事実もあり、助産師の多様な活躍が注目されているのです。

助産師の活躍の場

大学病院や総合病院

助産師国家試験に合格後は、まず大学病院や総合病院の婦人科に就職するのが一般的です。

注射や輸液管理など看護師としての基礎技術を学びながら、助産師としての仕事も学んでいきます。

大学病院や総合病院は難しいお産の方が多かったり婦人科系の疾患や癌などの方も入院されていたりと、助産師としての専門的なスキル以外も重要視される傾向にあります。

個人病院やクリニック

大学病院や総合病院である程度の経験を得て、個人病院やクリニックへ転職する助産師が多い印象です。

個人病院やクリニックは婦人科系の疾患や癌などの入院患者さんはほとんどおらず、助産師としての専門的な仕事に集中して取り組む事ができます。

助産院

助産院は入院床数9床以下の施設と定められており、そもそも一度に関わる妊婦・産婦自体が少ないです。

また、助産院で扱うのは正常な経過をたどっている妊娠・出産です。

そのため、助産師として一人一人の女性にゆっくりと寄り添い仕事をする事ができます。

助産院は病院の産科・婦人科とは違い「産科医」がいないので、助産師としてのより高いスキルが必要になってきます。

先ほど書いたように助産師自ら開業して助産院を経営するというパターンもあります。

地域

病院や助産院に属さずに、依頼があれば母乳相談、育児相談、思春期の性教育などの講演を行ったりしている助産師もいます。

他にも、保健所で母子保健を行ったり、助産学校や大学での教員になったりと、助産師の働き方は様々です。

助産師の魅力

命の誕生の瞬間に立ち会える

看護師として働く以上、人間の「死」と向き合っていく必要があります。

多くの場合、病院に入院してくるような人は、体のどこかしらが悪く病気を患っている方であり、もちろん喜ばしい状況ではありません。

でも、産科だけは違います。人間が「誕生」する病院で唯一の場所です。

もちろんうまくいくお産ばかりではなく時に死と向き合わないといけない事もありますが、多くの場合は命がこの世に生まれた喜び溢れる瞬間に立ち会う事ができます。

助産師は、かけがいのない命をこの世に送り出し、命の誕生を一緒に喜ぶ事が出来る尊い職業なのです。

専門分野を突き詰めた仕事ができる

看護師は数年ごとに部署移動があり、最初に配属された診療科でずっと働いている看護師なんてほぼいないと思います。

色々な診療科の勉強ができて知識を深める事が出来るのはいいですが、部署移動があるたびに一から新しい事を勉強しないといけなかったり、診療科によって向き不向きもあり配属された診療科が自分に向いていないなんて事もあったり…。

看護師にとって数年ごと定期的な部署移動はかなりしんどいです。

しかし、助産師の資格を持ち、助産師として働いている以上移動はほぼありません。

助産師は少なく希少な人材ですからね。

同じ部署で腰を据えて仕事をできるので移動によるストレスがないのが助産師の魅力です。

助産師としての経験や技術を突き詰め、まさにプロフェッショナルになる事ができます。

たま子的まとめ

出産は命がけで予定通りいかない事も多く、助産師として働くには大変な事も多いと思います。

しかし、看護師として働いてみて、母になり実際に助産師さんにお産の介助を行ってもらって改めて助産師さんって素晴らしい職業だな!と感じました。

助産師は専門性が高くやりがいのある仕事であると共に、生命の誕生の瞬間に立ち会うことのできるとても尊い職業です。

助産師になるまでの道は簡単ではないと思いますが、その努力をする価値が十分にある職業とだと思います。

今回の記事を見て助産師に興味を持った方は思いきってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

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