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最近心の調子がおかしい…
ちゃんと卒業できるか不安だな…
こんにちは!看護師10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です!
看護学生って本当に大変ですよね!
- 山のような課題や記録
- 実習になると鬼のように怖くなる看護教員
- 人格否定してくるような病棟の看護師
精神的にしんどくてしんどくてやっとの思いで毎日実習に行っている方も多いのではないでしょうか?
たま子
私は看護学生時代にうつ病発症しました。
当時はうつの症状もひどく、本当に辞める直前まで行きましたが、なんとか踏ん張りました。
そして、うつ病の治療中に国家試験を受けて、無事大学病院に就職する事ができたのです。
もう早いもので看護師として働きはじめて10年経ちました。
今もしも、しんどくてしんどくてたまらない看護学生さんがいるとしたら…看護師になるまでもう一踏ん張りしてみませんか?
私でもできたんです。きっとあなたにもできるはず。
このしんどい経験を乗り越えると、それは大きな自身となってあなたを今後励ましてくれます。
この記事では「私の看護学生時代のうつ病体験談とうつ病の乗り越え方」をご紹介いたします。
たま子
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看護学生時代のうつ病体験談
うつ病発症は「手の震え」から始まった
うつ病はある小さな症状から始まりました。
「手の震え」です。
ある日、看護学生同士でお互いの腕で採血し合う院内実習がありました。
初めて人の腕に針を刺す実習の日でした。
「私にできるのかな…こわい…」
やはり、ある程度の緊張を感じて体がこわばります。
物品を準備して、友達の腕に針を刺そうとした瞬間…
自分が思っている異常に手がガクガク震えていたのです!
まともに採血なんてできないレベルで大きく震える自分の手を見て
「これっぽっちの事で動揺している自分が看護師になれるはずがない」
そう思って自信をなくしてしまったのです。
たま子
自分にはもともとうつ病の素質があった
考えてみれば、自分はもともとうつ病になる素質が強かったのだと思います。
看護師という職業に憧れが強かった分「看護師はこうでなければならない」という思いも強かったです。
採血ごときで手がガクガク震えている看護師は私が想像する「看護師」ではありませんでした。
うつ病になりやすい人にはこんな特徴があります↓
うつ病になりやすい人
- 生真面目
- 周囲の目が気になる
- 責任感・義務感が強い
- 感情表現が上手にできない
このうつ病になりやすい人の特徴は見事に自分自身の特徴と重なります。
授業の精神看護学でもうつ病については学んだ事があったため、「自分はいつかうつ病になるかもなぁ」なんて思っていましたが、案の定発症してしまいました。
たま子
うつ病になった時の自分の様子
何も感じない
うつ病になってからは本当に世界が白と黒に見えていました。
何を見ても何も感じないのです。
- お笑い番組を見ても笑えない
- 赤ちゃんをや小さい動物を見てもかわいいと思えない
- お腹も減らないし自分が汚いのも気にならない
たま子
眠れない
そして眠れなくなりました。
精神科でもらったデパスとかアモバンとか眠剤を2錠くらい飲んでやっと眠れるかんじ。
眠れないと病気じゃなくても体がしんどいですよね。
たま子
動けない
心のしんどさはもちろんでしたが、
体も動かなくなりました。
動こうと頭では思っていても上手に体を動かす事ができません。
1日中部屋のベッドや座椅子の上で過ごしてかろうじてトイレだけ行く事ができた感じでしょうか。
たま子
看護学校を辞めよう思ったけど結局辞めなかった
セルフケア能力も低下してかなり重症だったうつ症状。
思考回路が停止していたので、あまり深くは考えていませんでしたが
「ああ、もう大学は辞めないとな」
ぼんやりとそう思ったのを覚えています。
でも辞めませんでした。
その結果無事看護学校を卒業する事ができ、その上看護師として10年間働く事ができました。
なので、今うつ病で悩んでいる看護学生さん、きっと大丈夫ですよ。
たま子
うつ病でも看護学校を卒業するための解決策
重症なうつ病だった私もなんとか看護学校を卒業する事ができました。
自分でもよく頑張ったと思います。
でも自分が頑張ったからというよりも周囲の手助けがあったから卒業できたのだと思います。
うつ病で悩んでいる方の解決策はたった一つです。
最大限、周囲に頼ってみてください!
看護学校の教員にカミングアウトする
まずは学校の先生に自分がうつ病であることをきちんと伝えましょう。
先生に伝える事は色々なメリットがあります。
学校が提携している心理相談員や心療内科・精神科を紹介してくれる場合があります。
私は大学の心理相談員の方のカウンセリングを受け、その相談員の方から紹介して頂いた精神科に通院しました。
うつ病になると自分で病院を探すというアクションを起こすことも難しくなるのでとても助かりました。
また、学校の教員にうつ病である事を伝えれば、実習などの配慮もしてもらえます。
看護学校には実習がありますが、実習の病棟はチームごとに5、6名くらいで分散しますよね。
同じ領域の実習でも配置される病棟ごとに特徴は違います。
怖い看護師が多いとか手術や患者さんの疾患が難しいとか、ややこしい病棟は避けてくれる事もあります。
たま子
もちろん実習には参加して、課題を提出しないと卒業はできませんが…
難易度が高い病棟を避けてくれるだけでも全然違いますよね。
親や友人にカミングアウトする
友人たちにも自分がうつ病である事をカミングアウトしましょう。
私も思い切って友人たちにカミングアウトしました。
うつ病になった事で色眼鏡で見られるんじゃないか…と気になりもしましたが、そんな事はありません。
なんたって友人たちは看護師の卵なんだから!
うつ病の病態や看護についてもそれなりに理解しています。
友達としてだけではなく看護師の視点を持って接してくれるので、あなたの心強い味方になりますよ。
私の友人は自殺企図を恐れて私の自宅の包丁や刃物をしまっていました。
そして、安否確認だからと頻繁に私の自宅を訪れたり電話をかけたりしてきてくれました。
励まさず批正せずにただ寄り添ってくれたんです。
友人達は無表情でぼーっとして何も喋らない私の隣で、テレビを見て笑ったり喋りかけたりごく普通に過ごしていました。
そんな友人を見て、「人間ってこんな感情を持ってたな…」と、徐々に正常な感情を取り戻していく事ができたんです。
たま子
ペンも持てないなら耳で聞いて覚える
うつ病になると本当に何もする事が起こりませんよね。
私はペンすらも持つ事ができませんでした。
ペンが持てないので、テスト勉強は友達が話しているのを耳で聞いて覚えました。
体は動きませんが意外と頭はまともに反応してくれたので決して良い成績ではありませんでしたがテストはクリアする事ができました。
国家試験を受ける頃にはきちんと効果的な内服治療が行えていたので、座ってペンを持って勉強できていましたよ。
たま子
実習にはなりふり構わず参加する
うつ病になりましたが、なんとか実習には這うようにしてでも行っていました。
ペンも持てない私が何で実習に行けたのかはよく覚えていないのですが…
もう火事場の馬鹿力としか言いようがありません。(あまり当時の記憶がない)
セルフケアレベルがかなり落ちていたので(笑)身なりも周囲と比べたら適当だったと思います。
実習先ではやる気がないとか寝ている学生がいるとかよく怒られていた気がしますし、実習態度もあまりよくなかったと思います。
周りと比較せずに、自分なりのペースでいいんです。
学生の間は大きなミスに繋がるような事はさせてもらえないのでちょっとぼーっとしていても大丈夫です。
実習に参加さえすれば、よほどトラブルを起こさない限りは単位は取れると思います。
たま子
せっかく今まで頑張ったんだから…看護師になるのを諦めないで!
うつ病との闘病期間は今までの人生で一番辛かった時期です。
なのであなたが看護学校を辞めたい気持ちもよくわかりますが…
私はあえて「辞めないで!」と言いたいです。
特に、内服治療もまだのうつ病の急性期はどっと気分が落ち込んでいるので、自分だけの判断で物事を決めるのはNGです。
内服治療が効いてくれば症状は徐々に良くなってくるはずなので…急性期に早まって「辞めます」と自分だけで決めないでくださいね。
私は「自分に自信がない」という事が根本にあり、うつ病になってしまったと思っています。
しかし、うつ病を乗り越えて看護学校を卒業し憧れだった看護師になる事で初めて自分に自信を持つ事ができました。
あの時看護学校を辞めていた人生なんて想像できません。
あなたは自分に自信がありますか?
もし自信がないとすれば…
この試練を乗り越えると新たな光が見えてくるはずです!
でも、それでもやっぱりもうしんどい!と思ったら無理はしないでくださいね。
たま子
おわりに:たま子よりつらくて苦しんでいる看護学生さんへのエール
「頑張って!」というのはうつ病に対して禁句なので言いませんが…
私ができたのできっとあなたにもできると信じています!
大丈夫、きっと大丈夫。
“新人看護師”
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