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【コウノドリ2】第6話看護師の視点で見る医療ドラマ(ネタバレ)

コウノドリ2,6話,感想

こんにちは、大学病院勤務看護師10年目のたま子(@kangoshi_tamako)です!

今回はコウノドリ2の第6話を見た感想を看護師の視点から書きます。

とは言っても、ギネの経験はないので、あくまで一般成人を看護してきたノーマルな一看護師として、2児の母としての感想です。

注:ネタバレになるのでまだ見てなくて内容を知りたくない方は見ないでくださいね!

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コウノドリ2第6話のあらすじ

コウノドリ2連続ドラマ第6話
2017年11月17日TBS金曜夜10:00〜放送

下屋(松岡茉優)は、ピンチヒッターとして行ったこはる産婦人科で、切迫早産で入院している神谷カエと出会う。
この病院で唯一の入院患者のカエは、不安が募っていた。
下屋はカエの不安を少しでも取り去ってあげるため積極的に相談に乗っていた。名前も年齢も同じ2人は意気投合し、次第に仲良くなっていく。

下屋がピンチヒッターだ働くこはる産婦人科で出会った切迫早産で入院中の神谷カエ。

その神谷カエの状態が急変してペルソナ病院に救急搬送されます。

緊急カイザーによりお腹の中の子供は無事に産まれてきましたが、母親神谷カエはそのまま息を引き取ってしまいました。

下屋は後悔と責任を感じて深く落ち込んで自分の産科医としてのあり方を見つめ直すことになります。

医療者として働いていると「あの時自分がああしていたら」「もっと真剣に状態を観察していたら」と後悔する事は多々あるのでとても心の痛む内容でした。

そんなコウノドリ2の第6話でも特に心に残った場面とその感想をご紹介していきます。

コウノドリ2第6話各シーンと看護師・母としての感想

免許はあれどもやっていい事とダメな事がある

出産後に胎盤がなかなか出なかった時、下屋が胎盤を一人で手で引き剥がしてしまい、サクラに注意されてしまうという場面がありました。

サクラ

「命を扱っている僕たちには奢りは許されない。誰かを頼ることも大事だよ。」

 

ーーーーーーーーーーー

 

医療者は新人の頃はどこまでをやっていいのか判断するのがとても難しいです。

一般の会社員でも入社したての新人の頃は何もかもが初めてでスキルや経験がないのは同かとは思います。

できない事があってもとりあえずまずやってみてから経験する事で覚えてみるという事ができるかもしれませんが、医師や看護師の場合はその「とりあえずやってみる」すらもなかなかできません。

人の命がかかっているからです。

看護師は医師とは任される仕事の重みが違うのでまた別格とは思いますが…。

例えばの話でいうと、看護師も新人の頃はすぐには注射をさせてもらえません。

まずは先輩のするところを何度も見学して、同僚や看護師の先輩で上手にできるようになるまで練習して、やっと患者さんに注射をする事が許される様になります。

いつから注射ができるようになるかというのも個人によって違い、先輩から見てまだ一人立ちするには不可能だと思えば一人で注射をさせるわけにはいきません。

それはきっと医師でも看護師でも同じでしょう。

このコウノドリの下屋が一人で胎盤剥がそうとした時の小松の気持ち、よくわかります…。

慣れない医師が「できますっ!」って言って、完全にガクブルしながらオーベンなしで一人でやろうとする事も時々あって、看護師としてとてもヒヤヒヤします。

そんな時は大体上の方の先生にこそっと告げ口確認しにいきます「〇〇先生がこの処置やろうとしてるんですが…」なんて言うとだいたい上の先生が急いで飛んで着たりしますね…。

甲状腺疾患の症状と子宮収縮薬の副作用が類似

今回のコウノドリ6話では甲状腺クリーゼの症状と子宮収縮抑制薬の副作用が似ているとう事から発見が遅れてしまいます。

子宮収縮抑制薬としてはウテメリンというお薬が代表的です。

個人差もあると思いますが、ウテメリンは頻脈・動機・手の震えなどの副作用がすごいです…

私は神谷さんのように切迫早産で24時間静脈から投与していたのではなく、張り止めとしての経口からの内服でしたが、それでも手が震えて動機や頻脈をかなり感じました。

看護師として注射をするときにも手がガクガクするほど震えるので仕事にならず、張りが続いていたにもかかわらず、ウテメリン(子宮収縮抑制薬)を内服する事をやめてしまいました

今思えば、仕事のために自分の体を犠牲にするなんてなんて恐ろしいことをしてしまったのかという感じです。

コウノドリを見ていると普通に問題なく出産をできるという事がいかに恵まれているかを改めて感じます

コウノドリ見てたら震えを我慢してでもウテメリン飲んでたかな…。

個人の産科クリニックと総合病院産科の違い

「なんでそれこはる産婦人科は誰も気付かなかったわけ!?」

こはる産婦人科で患者の甲状腺疾患を見つける事ができなかった事を不審に思い、ペルソナ病院の救命部長が攻める場面があります。

大きな総合病院の参加と小さいクリニックの産科ではやっぱり大きい病院の方が安心感があると改めて感じました。

私は出産経験はたった2回ですし、産科の看護師でもありませんので内部事情はわかりませんが、私の旦那は消防士で小さいクリニックから救急搬送の依頼を受けることも多くいろいろな病院の急変時の対応を見ている経験があります。

私が子供を出産する病院を決めようと思った時、「〇〇クリニックで出産しようかなぁ」と言った時に「〇〇クリニックはやめとけ、この前搬送行った時に先生テンパって赤ちゃん投げよったで」って言われた事があって唖然としました。

なんの問題もなく安心できる産科クリニックがほとんどではあるかと思いますが、中には急変が起こったお産の対応に慣れていないクリニックがあるのも事実です。

個人病院では数人の産科医がいるだけですが、総合病院に入院していれば何かあったらすぐに他の専門の科(今回の甲状腺の疾患の場合は内分泌科など)に他科受診できますし、何人もの医師の目で全体的に見てもらえますから安心ですよね。

産科クリニックの方がホテルの様に快適だったり料理が美味しかったりしますが、少しでも不安要素を取り除きたいのであればやっぱり総合病院での出産になるのかな…。

「専門医」と「専門看護師」「認定看護師」

下屋は自分が診ていながらも、病気を発見する事が出来ず神谷カエを死なせてしまった事を深く後悔しています。

下屋
「やっぱり私は産科医なんだってよくわかりました。」
「私は産科に戻りたいだから私を救命に行かせてください」
「今の私では産科には帰れません。鴻鳥先生やみんなに甘えてしまうから。」

下谷先生は「やっぱり産科に戻りたい」と思いつも自分に足りない患者さんの救命や全身管理の技術を磨くために救命に一時的に移動をすることを決意しました。

これを見て看護師としては戻るべき場所があるっていいなぁ…と感じました。

看護師は医師とは違い、産婦人科医救命医の様に一般的には専門の診療科というものはありません。

そのため、数年ごとに上の御触れがあれば他の診療科に部署移動があり転々といろいろな診療科を渡り歩きます。

看護師は数年おきにに診療科の移動があると一から覚えないといけない事も多くてマジで辛い!

しかし、その中で専門分野を突き詰めたい!思ったときには「専門看護師」「認定看護師」というものになる事ができます。

専門看護師は、特定の分野において専門性の高い優れた実践看護能力がある者として、日本看護協会より認められた看護師です。

専門看護師になるには5年以上の臨床経験を経たうえで、看護系の大学院を卒業し所定の試験に合格する必要があります。さらに5年ごとに審査を受けて資格を更新していく必要があります。

2016年の調査では全国に1883人の専門看護師が活躍しているようです。

専門看護師は11分野があります。

専門看護師の全11分野がん看護
精神看護
地域看護
老人看護
小児看護
母性看護
慢性疾患看護
急性・重症患者看護
感染症看護
家族支援
在宅看護

専門看護師と同じように専門的な分野に特化して仕事をするには「認定看護師」になるいう手もあります。

認定看護師は専門看護師の分野よりも多く全部で21分野あり、専門看護師よりもより細かい分野に分けられており、臨床に近い視点で学びを広げていきます。

認定看護師は、日本看護協会が、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護師を社会に送り出し、看護の質の向上をはかることを目的として設立した資格制度です。

認定看護師になるには、5年以上の臨床経験を経たうえで、6か月、600時間の教育を受け、認定試験に合格する必要があります。さらに専門看護師と同じく5年ごとに審査を受けて資格を更新していく必要があります。

認定看護師の人数は、専門看護師よりも多く、2016年の日本看護協会のデータによると登録数は15,817人に上ったそうです。

認定看護師の全21分野救急看護
皮膚・排泄ケア
集中ケア
緩和ケア
がん化学療法看護
がん性疼痛看護
訪問看護
感染管理
糖尿病看護
不妊症看護
新生児集中ケア
透析看護
手術看護
乳がん看護
摂食・嚥下障害看護
小児救急看護
認知症看護
脳卒中リハビリテーション看護
がん放射線療法看護
慢性呼吸器疾患看護
慢性心不全看護

専門看護師や認定看護師になればその方面に対する知識を突き詰めながら仕事をする事ができますが、働きながら資格を取得するのはなかなか難しく5年毎の資格の更新も必要になるので敷居が高く、専門的な資格を持っている看護師が一握りである事も事実です

看護師も医師の様に専門の診療科ができてくれればいいんだけどなぁ…。

人手不足だし、看護師にそこまでの知識や専門性求めてないから必要ないっすって話になりそうだけど。

おわりに

今回のコウノドリ2第6話は医療者としての苦悩がメインとして描かれていました。

人の命を扱う以上、医療者としての責任は重く後悔や苦しみも大きいので看護師としても共感できる内容でしたね。

次回は助産師小松が婦人科系の病気である事が発覚するようです。

看護師は自分の体調不良を見て見ぬ振りして働き続ける人が本当に多いんですよ…。

これもまた共感する事が多い内容になりそうです。

第7話も終了後にまた感想追加します♫

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最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

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